くり屋は、明治40年に創業し、
栗きんとんのおいしい食べ方を
追求してきた「南陽軒」が、
その100周年を記念してオープンした、
新しい栗きんとんのお店です。
創業者である1代目から、
2代目と2代目が東京の和菓子屋で修行をしている時、
隣の本屋に勤めていて、甘いもの大好きなあまり、
岐阜中津川まで嫁に来ることとなった女将との夫婦へ。
そして、3代目を経て、
現在4代目が、創業以来の完全手作りを
守り続けて栗きんとんを作っております。
甘いもの好きの血筋は脈々と受け継がれており、
4代目は栗が大好きで幼稚園の時には、
すでに虫歯になり入れ歯になったほど。
そんな一族が作り上げた栗きんとんは、
栗の鬼皮と渋皮をむき、
手作業で不純物を取り除いた
栗の実だけを砂糖と炊き上げた、
昔懐かしい素朴な和菓子です。
どうぞ、100年に渡って磨き上げてきた、
その純粋な甘みと風味をお楽しみください。